スイミングジャーニーダイアリー

日々の記録をつけていきます。行く川の流れは絶えずして、しかも同じ水にあらず。

ダウンジャケット個人評 Stone Island ストーンアイランド

今年は暖冬であったがようやく関東も寒くなってきたのでダウンジャケットを出しはじめた。

ダウンジャケットについては個人的にかなりコダワリを持っていていつか記事にしたいと思っていたので、まずは最近有名になってきたストーンアイランドのダウンジャケットについて記事を書きたいと思う。男性なら理解できると思うがダウンジャケットはどちらかというとアウトドア要素が高く、なぜか世の中の男性を魅了するアイテムなのである。

 

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写真のStone Island(ストーンアイランド)のダウンジャケットを購入したのは5年ほど前。すでに5年間にわたって冬のシーズンで着ていることになるが、シルエット・質感ともにまだまだ現役でイケていると思っている。

購入当時は今ほど有名なブランドではないこともあって、個人的には誰も知らないブランド品を持つことの所有欲を満たしてくれたと感じている。もともと腕にワッペンを貼ってブランドアピールをするような洋服はあまり趣味ではなかったので、右腕のワッペンを外して使える設計になっていることも個人的には高感度が高かった。なにより表生地全体の色味が何ともいえぬ上品さを醸し出しておりダントツで良い。

当時でも10万円程度の買い物であったが現行品の価格はダウン自体の価格も上がっていることから更に値上がりしている。(同じようなグレードで15万円程度。)
価格の高騰もそうだが、ストーンアイランドというブランド自体も有名になりすぎて前ほど購買意欲をそそられなくなったな~というのが最近の正直な感想である。(もちろんブランド目当てで購入される方がいるのは確かなのでブランド戦略としては正しいのかもしれないが。)

品質については、正直あまり良いと思っていない。
あくまでシルエット、服飾生地の独特な風合いを楽しむためのダウンであってフィルパワーがいくらとか○○産とかで語るダウンではないのだ。そもそも買った当時は着るたびに酷くダウン独特の鼻を突くにおいがしていた。「これ本当に10万円近いダウンかよ」と思ったこともたびたびある。それこそ現行のユニクロのシームレスダウンとかのほうが良かったりするのかもしれないと思わせるレベルであった。

しかし、5年間も飽きずに着用できているのは品質では語れないモノとしての良さがストーンアイランドのダウンにはあるからだろう。肩肘張らないデザイン、スポーティなデザインでありながらどことなくしっかりした雰囲気、他には無い生地感。こういったものが服全体としてのレベル感をあげてくれていたのだと思う。正直にいってダウンであればどこのダウンでも暖かいのものだ。ダウンに温かさだけを求めているのであればそれはダウン初心者の戯言に過ぎないし、日本ではカナダグースなみの過剰な保温性を持つダウンなんてほとんどの不要だ。そんなダウンの温かさや品質だけで語るなんてこのブランドには関係ないのだ。

この記事を読まれている方はダウン程度の洋服に10万円程度を払うかを少なくとも検討はされている方であると前提に立つとすれば、ストーンアイランドのダウンを試しに着てみて気にいれば「お試しで」買ってもいいのではないかと思う。それなりのリセール価格にもなるし気に入らなければ売ってしまえばいいのだ。

もし気に入ればは冬の相棒として満足感を得ながら着ることができると思う。品質については前述の通りあまり良くないし、表生地も耐久性があるとは思えない。長い間ず~っと着るということは物理的に無理そうだが5年程度であれば私の雑な使用にも耐えられているので大丈夫だろう。ちなみに、私のストーンアイランドのダウンは既にところどころ裏側の生地が破れているのだが、修理しながら関係ないと割り切って着続けようと思う。
このダウンが着れなくなった状態になった時にはストーンアイランドのダウンをまた買うつもりでいる。(もちろん腕のタグは外して着るけど。)