スイミングジャーニーダイアリー

日々の記録をつけていきます。行く川の流れは絶えずして、しかも同じ水にあらず。

鼻のクリニック東京 手術までの流れ

今回の記事は鼻のクリニック東京で鼻づまり改善のための手術を受けてきたことの回顧録です。

鼻のクリニック東京との出会い

父親が医療関係の仕事をしており、今年の8月くらいに鼻のクリニック東京の手術設備が良いという噂を聞ききつけ長年悩んでいた鼻炎の治療のために鼻のクリニックの予約をしました。

このときは手術のことは何もしらずに単純に近くの病院に行くよりちゃんとしたところに行きますか〜というノリでした。

1回目の通院(8月)

そういうわけで他の病院の選択肢を調べる事無く、なんとなくちゃんとしているという理由で鼻のクリニック東京の予約を取り訪問しました。かなり有名なようですが鼻のクリニック東京の受付の綺麗さはホテル並みで無駄に緊張しました。この日に受けたのは①アレルギー検査、②鼻中カメラ、③鼻洗浄の3つ。

血液検査を行った後に鼻の中をカメラで写真を取っていきます。

結果は言うまでもなく、しっかり詰まっていました。鼻の中がパンパンに腫れており空気の通り道が完全に塞がっている状態。これじゃあ空気吸えないわな〜と実感しました。先生によるとまだ軽度の症状のようでもっと酷い人はたくさんいるとのこと。

アレルギー検査(血液検査)の結果は次の診断のときに分かるそうなので、その結果と今回の写真での検査をあわせて考慮して手術の検討を行います。次の受診は一ヶ月後でこの日から鼻洗浄を開始します。

鼻洗浄の器具については病院でも購入できますが同じものをAmazonでも購入できます。いずれにせよ購入することになりますので持っていない方は通院するまえに鼻洗浄を行ってみて様子を見てみるもの良いと思います。先生の話では鼻洗浄で50%以上の人が改善をするそうです。

 

ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)

ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)

 

 

サーレS(ハナクリーンS用洗浄剤) 1.5g×50包(50回分)

サーレS(ハナクリーンS用洗浄剤) 1.5g×50包(50回分)

 

 

  

2回目の通院 検査結果、鼻洗浄結果の確認、手術意思の確認(9月)

2回目の通院では1回目の通院の結果と再度鼻の写真を取ります。ここで手術を受ける事が(晴れて?)可能と判断されれば手術の意志の確認をされます。

私の場合はせっかくだったので手術しますと回答し手術説明を受けました。

 

手術に関する説明内容

  1. 手術の1週間前ににオリエンテーションを受講しなければいけない(付添い人必要)
  2. 手術日程は1ヶ月後から予約できる
  3. 1回目手術の説明(鼻中隔矯正術)
  4. 2回目手術の説明(翼突管神経切除術)

以上の4項目について看護師さんから説明を受けます。手術日程は10月にすべての手術をすることにしました。高額医療費制度では同じ月内の医療が限度額を超えることで適用されますので別の月にまたいで手術をすると高額医療制度のうまみを十分に使うことができません。(つまり、10月に初回の手術、11月に2回目の手術を行うと高額医療費制度の対象にならなくなる可能性があります。)ご注意ください。

 

1回目の手術 鼻中隔矯正術(10月)

いよいよ一回目の鼻中隔矯正術(鼻の不要な軟骨を削る手術)です。

手術前に用意しておいた方が良いアイテムと処方された薬は以下の通りです。

  • 準備したほうが良いアイテム:マスク、寒い時用のブラケット、着脱しやすい靴
  • 処方された薬:ロキソニン抗生物質、アレルギーを抑える薬

手術直前

手術当日の朝8:10に鼻のクリニック東京の4Fで受付を行いました。通常外来は同じビルの3Fが窓口ですので、今回は初めて4Fに入ることになります。6名くらいが待機できる部屋で受付を済ましました。鼻のクリニック東京の4Fは受付を除いたフロア全体がオペエリア+リカバリールームとなっていました。相当ひろいです。どうやら8:30-10:00までがオペの時間ですが、午前中の短い間にかなりの人数(10名程度)の手術が行われているようです。鼻の手術専門では他に類をみないぶっちぎりの臨床数なのではないでしょうか。手術の怖さの反面、圧倒的な臨床数があることを考えると少し安心しました。

 

8:20頃にはリカバリールームへ案内されました。それから簡単に部屋の案内や血圧の測定等を行い手術室へ呼ばれるのを待機しています。今回の鼻中隔矯正手術はかなり大がかりな手術なようなので若干緊張しています。個室になっており簡易ベッドが設置されています。付添い人は手術中の待ち時間は5Fにあるラウンジで待機もできるといわれていましたが、個室でしたのでずっと部屋から出ずにいたようです。8:45頃に看護師さんが手術室への移動を案内してくれました。

 

リカバリールーム

f:id:tomortho:20151220205719j:plain

当日のスケジュールと着替え

f:id:tomortho:20151220205724j:plain

 

手術直後 

手術室へ案内された後、麻酔専門医師の案内のもと麻酔を導入していきます。麻酔を血管から注入して3秒後には目の前が白くなっていき、気がついたら手術が終了していました。起こされたときは鼻から息が吸えたので手術の詰め物はしていないのかと思いましたが、触ってみたらガッつりと詰め物がはいっていることが分かりました。そのままリカバリールームで待機です。

手術後30分後に看護師の指示に従って持参したおにぎりを食べます。通常の病院の麻酔であれば麻酔が強いので、半日とかは絶食をしたり尿道に管を通したりと結構大変なはずです。麻酔についてもかなりこだわりがあるそうだったのでこのような軽い麻酔で手術が可能なのだと思います。こういう点でも「鼻のクリニック東京」を日帰り手術で選択して良かったと思います。痛み止めを追加で飲んで2時間ほど横になりました。途中で寒さを何回か感じました。手術中に点滴をされていることや薄着であることから体温が結構下がっているみたいです。女性の方は特に寒い時にそなえて防寒対策が必要です。(ただこれは病院でも最低限の設備はありますので心配しなくても良いかもしれません。)

13時ころには退院できるということで会計を済ませ退院です。また、ベッドから起き上がり靴をはく際に頭を下げる行為が非常にしんどかったため手術当日は着脱しやすい靴を履いていくことがオススメです。私は二回目の手術の際にはスリッパをはいていきました。

 

帰路ははタクシーで帰りました。さすがに麻酔がまだ残っているのか頭が重かったりしますが、なんとか帰れるレベルです。このあたりの感じ方は人によると思いますので、もし当日に帰宅することを予定していたけど意外としんどくて帰れそうにないというのであれば病院内のリカバリールームで休むか近くのホテルに宿泊するのが良いと思います。

 

手術後の具合

術後1~3日: 詰め物のせいで鼻呼吸がほとんどできません。口呼吸をするが慣れていないのでストレスがたまりました。痛みはロキソニン(痛み止め)を飲んでいますのでほとんどありませんでした。まだ鼻全体が腫れています。この間が一番つらいかもしれません。


術後3~7日: 鼻の腫れがひいてきました。また、詰め物がはいっているものの腫れが引いたことにより鼻に空気が入ります。食事の際には口から食べ物をいれると鼻から空気が少なからず抜ける必要があるのでこのあたりから食事もだいぶ楽になりました。ただ口呼吸であることには変わりありませんので喉を傷めやすい状況です。マスク等で風邪予防をする必要があります。マスクは超快適シリーズが値段と品質を考えるとオススメです。耳が痛くなりにくい!

 


2回目の手術 翼突管神経切除術(付添い人必要)10月

1回目の手術から一週間後に2回目の手術を予約しています。今回の手術は翼突管神経切除術です。医師からは初回の手術よりもだいぶ楽だと聞いていました。手術を受ける手順とスケジュールは1回目の手術時とまったく同じでした。

 

手術後

翼突管神経切除術は鼻のかなり奥にある神経を切断する手術ですので、前回の手術で詰められた鼻の詰め物の8割くらいが無くなりました。呼吸が相当楽です。ただ、今回の術後は鼻水がひどかった。。。神経を刺激したからかなのか、花粉症のひどいときの鼻水が血とまじってでてくる感じです。手術後の痛みは鼻の中に水がはいった時のような痛みが続いています(ツーンとした感じです)。この痛みは人によっては前回の手術の痛みより苦手な人がいるかもしれませんね。私は結構苦手でした。鼻をすすったりしてはいけないといわれているので鼻水は放置しました。これもまた気持ち悪い感じがしますね。前回と同様で12時頃にはタクシーで帰宅しました。

 


術後1~3日: 術後の腫れはほとんどありませんでした。呼吸も自然にできます。実は手術後の夕方にくしゃみをしてしまいその際に白い塊がでてきたので詰め物がとれたんだとあせりました。詰め物をしていると病院から言われていましたが呼吸も快適にできていたのでこのときは完全に詰め物が入っていないと思うほどでした。(実は次の術後処置で鼻の奥に結構な量の詰め物があることが分かったのですが・・・)


3~7日、術後処置: 非常に快適に過ごせました。

術後処置は手術からちょうど一週間経過した日にありました。手術室へ案内され内視鏡で鼻の奥の状態を確認しながら詰め物(タンポン)を取っていきます。私の場合、既に快適に呼吸ができていたので詰め物が入っていないと思っていましたが、内視鏡でとっていくと結構な量の詰め物がでてきました。。。取るときは痛みはないですが涙腺を刺激されるのか涙がでてきます。ただ、鼻の奥に内視鏡を突っ込まれる恐怖心がありますので苦手な人は苦手だと思います。最悪ケースでは失神する患者さんも居ると聞きました。 

 

術後処置後: とんでもない量の空気が鼻から入ってきます。今までの鼻呼吸はなんだったのか・・・。鼻炎で苦しんでいたときに点鼻薬で改善した鼻呼吸のレベルが10だとすると20くらいの空気が鼻からはいってきます。とても快適です。鼻のクリニック東京の前の日本橋通りで思わず深呼吸をしてしまいました。

 

ちょうど術後処置が終わった時刻が11時頃でしたので病院の近くにある人気の鯛茶漬け屋さんで自分にご褒美をしました。空気がたくさん入る鼻でおいしいものを食べると以前にましておいしさも感じやすくなりました。幸せな時間です。笑

 

tabelog.com